東大阪市立 男女共同参画センター イコーラム Higashi Osaka City Gender Equality Center IKORAMU

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ごあいさつ Greetings

ドーン財団理事長
段林 和江

新年度にあたってのご挨拶

 皆様、こんにちは。いつもイコーラムを応援して下さって有難うございます。平成30年度のはじめにあたり、ご挨拶申し上げます。

 さて、2014年にノーベル平和賞を史上最年少で受賞したパキスタン出身のマララさん(20歳の女性)が、2018年3月29日、5年半ぶりに故国に里帰りしたとのニュースがテレビで報道されました。

 2012年、マララさんは15歳の中学生の時に、スクールバスで帰宅途中、イスラム過激派のタリバンに銃撃され、頭部と首に銃弾を受け、生命の危機に瀕しました。銃撃後に犯行を認めたタリバンは、「女が教育を受けることは許し難い罪であり、死に値する」と、銃撃を正当化しました。

 タリバンは、マララさん一家が住む地域を制圧して恐怖政治を開始し、特に女性に対しては教育を受ける権利を奪い、教育を受けようとしたり、教育を推進しようとするものの命を狙っていたのです。マララさんは、BBCのブログにペンネームで投稿し、タリバンによる女子校の破壊活動を批判し、女性への教育の必要性を訴え続け、その行動は世界で高く評価されていました。

 なぜ、タリバンは、女性が教育を受けることを敵視するのでしょうか。私は、女性を無権利状態のまま従属させ、おとなしくさせておくためだと確信します。

 教育は人を目覚めさせます。女性も、教育によって人として目覚めます。人間としての誇りや自信、自由、尊厳、可能性、権利に目覚めます。逆に、教育がなければ、目の前に差別があっても、自らが差別されていても、それが差別であるとの認識すらできません。女性の無権利状態の上にあぐらをかきたいものにとっては、女性への教育は都合が悪いのです。

 私は、10代であったマララさんが、女子に対する教育の重要性を知っていたことに驚嘆します。そして、命が狙われるという恐ろしい目に遭いながらも、なおも、女性の権利、とりわけ女子が教育を受ける権利や平和の重要性を訴えて活動しているマララさんを心から尊敬します。

 学校教育に限らず、生涯を通じて学び続けること、知識や経験、感動を増やすことは、人生や心を豊かにしてくれるものと信じます。そして、そのための多くの機会を得ることはとても重要だと考えます。

 イコーラムでは、各種の相談事業、研修や講座、イベントなどの多彩な事業を展開し、また、市民の皆様の自主的な活動や交流も応援しています。皆様に親しまれる安心、安全で心豊かな場所として、これからも、さまざまな取り組みを続けてまいります。どうかお気軽にお越し下さい。職員一同、心よりお待ちしております。

平成30(2018)年4月1日